猫パルボウィルスの恐ろしい実態
オレオはパルボと言うウイルス感染で、生死を彷徨った猫です。
非常に死亡率の高い病気とされていて、オレオの兄弟猫のマーブルちゃんは数日間で亡くなってしまいました。(写真、右)
ここからは私なりに自分の学んだ事と経験、保護主さんとのやり取りの中から調べた内容と、かかりつけの動物病院の医師の言葉などからまとめたものを、簡単に解説させて頂きますね。
簡単にパルボとはどんな病気なのか
感染したウイルスは咽頭や扁桃のリンパ組織の血中に入り、骨髄・リンパ組織・心筋や小脳・小腸へと移動していきます。
下痢や脱水になって体温低下等を引き起こして、死亡する確率が高いそうです。
パルボにかかると猫汎白血球減少症になり、猫ジステンパーとも呼ばれます。
症状としては・発熱・嘔吐・下痢・血便・食欲低下・ 激しい脱水症状など…
その後の感染としてはノミからや、オモチャなど感染していた子が使っていたケージ、食器やフードからも感染してしまう恐れのあるウィルスです。
勿論、排せつ物やトイレ等も危険です。
被毛からの感染もあるので、多頭飼いの場合は部屋や場所を分けて生活させる必要があります。
ワクチンの接種で防げるものです。
ですが…
オレオの場合は保護主さんが保護した時に、感染していました。
今の掛かりつけの動物病院の先生からの解説によると、オレオも同じで血液から入った病原菌が脳の血管まで到達して、何らかの神経も侵されたのだろうとの事でした。
感染に関しましては保護主さんも最初は、衛生面も気遣っていたみたいですが、預かりボランティアをしていらっしゃったので、新しく保護する猫や犬をウィルスが無くなるのを待ってから受け入れていた気がします。
↑↑オレオの保護主さんのブログです。
※今は更新されていませんが、オレオの事や保護主日記の記録は残して下さってます。
動物を大切に思い、保護を考えてる側も色んなリスクが伴いますね。
猫や犬にとって、保護してくれるボランティアさんは本当に必要とされています。
命のお金での取引が今、問題になっていますが、そのことについてはまたの機会に…
その後のケア
オレオの場合は歩行や走るのが、最初は困難でした。
転びながら走ったり、歩いたりしていました。
チックといって頭が震える様に揺れる症状も、かなり酷かったです。
今では本当に元気で、ゆっくり歩く位なら転ばずに歩けるようになっています。
リハビリと言うリハビリはありませんが、よく遊び、よく食べて、よく寝る…
多頭飼いの我が家なので、他の先住の猫が一緒に遊んでくれたり、じゃれ合ったりする上で追いかけたり、追いかけられたりして自然にリハビリが出来ていたのかも知れませんね。
見守りながら遊ばせたり、チャレンジさせたりがポイントの様な気がします。
オレオの前足の力は残っているので、自力で布を伝ってソファーやローテーブルに乗る事、降りる事も出来る様になりました。
そして体重管理も必要になって来ます。
体を動かそうとする命令が正常に脳に伝わっても、身体的な部分で意思と体とのタイミングがバランス良くいかないので、正常に運動機能に伝わらず転んでしまいます。
その為、できるだけ肥満は避けてあげたいので、食事の量や回数のコントロールを気にしたりしています。
具体的には、基本は朝と晩の2回。
同じフードを食べている子がいますので、その子との食べる量を見計らって日々の体調を見ながら調節しています。
その子に合った生活を…
人と同じように猫も個性がありますので、その猫の状態でまた色んな事が違って参ります。
健康な動物でも、年を重ねれば誰でも何らかの病気にかかってしまうもの…
障害を持っている子も、健康な子も、同じ命には変わりませんね。
その子の体に合ったケアは共に暮らしてる家族なら日々分かるものですから、外部の情報ばかりに頼るのではなく、自分の経験を生活の中で増やしていく事も大事だと実感しています。
健やかに人と動物が寄り添って生きていく工夫もしながら、共に生きていく事を目指していきたいものですね。
オレオと兄弟猫のマーブルちゃんの絵です🐾
オレオの傍で、いつも見守ってくれています様に…💕
その先にある未来の向こう側を信じて…🌼
まだ見ぬパートナーや友人💕
大好きだった亡くなった人💕
動物…🐾
会いたい人は誰ですか?