猫風邪(ヘルペスウイルス)盲目猫と暮らす
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今回は盲目猫になってしまった、希望と書いてゆめの事を書いて行こうと思います。
ゆめはとっても人懐っこい猫です。
保護主さんが保護した時には、既に盲目の状態でした。
眼球の収縮などの原因はヘルペスウィルスによる猫風邪と推測されました。
※今回もゆめの症状や保護された状態の記録、ペット介護士の勉強で学んだ事、かかりつけの動物病院の獣医師から教えられた事をまとめたものです。
猫ヘルペスウイルス
一般的に猫風邪と言われています。ウイルス性なので、猫同士で感染する病気です。ヘルペスウイルスは一度感染すると、脳神経系の部分にとどまります。症状が回復しても、ウイルスが体内に存在し、慢性の鼻炎に移行することもあります。体力が衰えたりすると、呼吸器の症状が出てしまうことがあります。
【感染経路】
・感染猫のくしゃみ
・鼻水
・よだれ
・便などから接触感染
・空気感染
※母猫がウイルスに感染してウイルスを保有していると、舐めて体をキレイにしてあげるだけでも接触することで感染します。兄弟猫同士の感染もあります。
【症状】
・くしゃみ
・鼻水
・発熱
・結膜炎
・口内炎
・涙などが頻繁にみられる
・食欲低下
感染後2~3日で元気がなくなり、上記の症状がみられます。口内や舌に潰瘍ができ、肺炎を起こす可能性もあります。
子猫や弱った猫は脱水症状によって衰弱死することもありますが、通常はそれほど死亡率は高くありません。
【治療方法】
・インターフェロン接種
抗ウイルス薬。免疫増強作用がある猫インターフェロンは、猫ウイルス性鼻気管炎の原因となるウイルスの増殖を抑える効果があります。
・点眼薬
ヒアレインの有効成分はヒアルロン酸と言う物質です。 ヒアルロン酸は水を保持したり目の表面の乾燥を防ぐ効果があります。
② エコリシン
細菌を殺菌する目薬です。抗生物質の点眼薬です。
③インターキャット点眼
ウイルスが細胞の中で増殖しないようにする作用があります。
失明になる原因
緑内障
猫が失明してしまう緑内障は、眼球内部の圧力が高まって眼圧が上がってしまう疾患です。症状が進行すると視神経までを圧迫し、重症の場合は失明になる事もあります。
【緑内障の症状】
・瞳孔は開いたままになる
・充血する
・眼圧が上がる
・眼球が大きくなる
眼球内では房水(ぼうすい)という眼球を満たしている液体が、常に循環して老廃物を体外へ排出しているので、その機能が正常に循環されない場合は、上手く眼球の房水が排出できないで目の後ろの神経が圧迫されますので、痛みが伴う場合もあり、気になって擦ったり何らかの圧力や傷で目から水分が出て、目が陥没してしまう場合もあります。
痛みが強いと触られるのを嫌がり、食欲が落ちたりします。
点眼による治療が主ですが、症状によっては外科手術を考える場合もあります。
ゆめのその後
ゆめは眼圧が上がり目が気になって擦ってしまったり、大きな音に驚いて目をぶつけてしまいましたが、その場所が傷ついて穴が開き、水分が流れ出るといった事が2度程ありました。
幸いにも痛がる様子もなく、その時の治療法は点眼と抗生剤の飲み薬等で落ち着きましたが、傷が塞がるとまた眼圧が上がって再び破裂する恐れがあります。
今の所、極端に大きく膨らむこともなく落ち着いています。
もしも痛がるようなら、眼球摘出の選択もあります。
獣医師と相談しながら、今後の対策を考えて行かないとならない猫たちもいます。
小さな体に麻酔をすることは、本当に危険な行為の一つ。
できるならば手術と言う手段ではなく、もっと最善な治療法があれば良いのでしょうが、やむを得ない場合もあると思います。
猫の負担や飼い主の思い、獣医師との相談の中で最善の方法で向き合っていく事が重要になってきますね。
ゆめが正常なお目めだったら、きっとこんな感じかな…と思いながら描きました
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